第2回目 マイナス金利の余波 MMFの引き受け停止

こんにちは、北海道不動産リアルの高橋です。

昨日は、2016年1月29日に日銀が発表したマイナス金利の余波についてお話しました。

横浜銀行と八十二銀行、りそな銀行、ソニー銀行が相次いで金利を引き下げ個人の資金運用について大きな影響が出始めたことについてご紹介しました。

MMFの引き受け停止

今日になり、野村アセットや大和証券投資信託委託ら、MMFを取り扱う11行すべてが、MMFの新規受け付けの停止を発表しました。先日のマイナス金利政策の発表を受け国内短期金融市場では利回りが低下しており「大きな資金増加があった場合に運用が困難な状況となる可能性がでてくる」というのが受け入れ停止の理由のようです。

これにより、これまでMMFで運用してきた個人は、資金の運用先をひとつ失うことになりました。今後の資金運用方法について、再考を強いられる人々も今後増えてくるかもしれません。

また、長期金利の指標となる満期10年の新発国債の流通利回りが一時、前日終値より0・015%幅下がり、過去最低の0・035%をつけました。今後も長期金利の上昇する見込みがないことを暗に日銀も示唆していることから、当面の間は、長期金利が下がる傾向にあると見られています。

では、彫金金利が下がり続けるとどのような影響がでてくるのでしょうか?

長期金利下落のメリットとデメリット

長期金利が下がって有利になる人々がいます。それは、お金を借りて運用する人々です。当然、金利が下がる訳ですから、借りたお金の利子も当然下がる事になりますので、住宅ローンを組んでいる人やアパートやマンションなどの収益物件へ投資をしている不動産投資家にとっては、とても有利な状況になりつつあります。

では、どのようなデメリットがこの先考えられるのでしょうか?

マイナス金利による長期金利の下落によって、金利が下がるのですが、銀行預金の金利が下がります。これは、昨日ご紹介したとおりです。既に、100万円を1年間も貯金したとしても10円にしかならない状況となっています。これではATMの手数料のほうが高く付いてしまい、結果として銀行を利用することで損失を出してしまうということになりかねない状況です。

また、MMF同様に国債による運用に頼って来た私たち年金基金の収益が悪化していることが予想されてます。その結果、「年金受給額の引き下げ」「年金の掛け金の引き上げ」「年金の支給年齢の引き上げ」「保険の予定利率の引き下げ」「保険料の値上げ」が近々にも実施されることが予想されます。

とにもかくにも、日銀のマイナス金利の影響によって、『一生懸命働いて、コツコツ老後の為に貯金をする』というモデルが壊れつつある状況になりつつあることは間違いないようです。私たち日本人も、そろそろ貯金一辺倒ではなく、より積極的なお金の運用を考えなければならい時代に突入したと言えるのかもしれません。